子犬の誤飲(ボタン)

症例報告(高橋雅弘)

高橋ペットクリニック 内視鏡ケースより

胃内が食塊でパンパンの状態では、異物が見つからないことがあります。

その場合は一旦胃内が空になるまで待つか?催吐処置をして食塊と異物を吐かせます。
今回は催吐処置をしましたが、嘔吐しなかったので、内視鏡下処置を実施しました。

今回はラッキーなことに食塊の中ボタンが確認されました!!(矢印)



バスケット把持鉗子を用いました!!



ボタンをキャッチしました。






このくらいの大きさの異物は消化管を通過できることもありますが、腸閉塞を引き起こすこともあります。

胃内にあれば、内視鏡で除去することができます。
外科に比べると低侵襲です。
異物を食べた後は食事を控えて動物病院に相談しましょう。