ウッド灯 セラビーム Woody

新着情報(溝口)

高橋ペットクリニックよりお知らせです。

獣医師の溝口です。

検査機器を紹介します!!
ウッド灯(セラビーム Woody)です。



この検査は皮膚糸状菌症という、犬猫の体表に感染する真菌(カビ)を検出するための検査です。皮膚糸状菌症は数種類存在しますが、その中のMicrosporum.canisという種類はある種の代謝産物を産生します。
ウッド灯検査はその物質に対してライトを当てると発光することを利用した検査になります。発光すると下の写真のように光ります。



ちなみにライトをあてていないと皮膚はこんな感じです。


ただし、この検査のみでの診断は難しいため、培養検査も同時に行います。
下の写真が真菌培地であるダーマキットです。


皮膚糸状菌症であれば培地が赤くなります!!

皮膚糸状菌症は免疫が十分でない若齢の動物や、免疫力が低下する病気を持っている動物で感染しやすいといわれています。
症状は脱毛や痒みなどがあります。
また、この病気は人獣共通感染症で、ヒトにも感染します。
早めの診断、治療を行いましょう!