熱中症に要注意!

新着情報(﨑山)

こんにちは
動物看護師の崎山です

5月ももう下旬!日中は気温も高く汗ばむ季節になってきましたね💦

そして今年も暑い暑い夏がやって来ます!!

そこで今日はこれから夏にかけて気をつけたいわんちゃんたちの熱中症について少しお話ししたいと思います


熱中症は真夏に起こる症状と思っていませんか?
人にとって『少し暑い』程度の気温でも、わんちゃんたちには負担がかかっていたり、まだ暑さに順応できていないこともあって5月、6月は意外と真夏よりも熱中症になりやすいので油断禁物です



体温調節のしくみ…
わんちゃんやねこちゃんの皮膚には人のような発汗機能をもつ汗腺がないため、肉球からの発汗と舌をだしてハァハァと浅く早く呼吸し、唾液を蒸発させて熱を逃がしながら体温を下げ調節しています

そのため体温を早く下げることが難しく、暑さが苦手なのです


熱中症の主な初期症状
●よだれが多い
●ハァハァと荒い呼吸がおさまらない
●フラつき、ぼーっとしている

などがあげられますが、症状には個体差があります
重症化し、手当てが遅れるとショック状態を起こし死に至ることもあります 


予防・対策
●蒸し暑い室内、閉めきった車内での留守番を避ける
●暑い時間帯の散歩は避ける
●水分補給
●風通しをよくしたり、冷房などで温度湿度の管理をする

など高温下を避ける環境づくりが大切です


熱中症になりやすい犬種
●短頭種(シーズー、パグ、フレンチブルドッグ、ペキニーズ、ボストンテリアなど)

●大型犬
●太り気味の犬
●呼吸状態が悪い犬
●興奮しやすい犬
等も注意が必要です🐶


『熱中症かも!?』と思ったら…
●涼しいところへ連れて行き、水をかけて送風するなどしてすぐに体を冷やしましょう!!
●躊躇せずに動物病院へ連絡し早急に受診しましょう💨


熱中症の治療は時間が勝負なので、症状が軽いうちに早めの対応が必要です

重度になると全身の臓器の働きに障害を起こすので軽視、自己判断はとても危険です(>_